北海道から九州の低山帯から海岸地帯に至るまで自生が見られる、つる性の多年草です。
茎は他の植物に巻きつき、傷をつけると白色の乳液を出します。
葉は長心形で、茎に対生します。
8月頃、葉のつけ根から短い散形花序を出して淡紫色の5弁花を開き、のちに、広披針形で、表面にいぼ状の突起のある果実を結びます。
■食べる部分
新芽、若い果実。
■採り方
手で折り採りますが、粘液が出るので手袋をしたほうがよいでしょう。
■食べ方
若芽はひたしもの、あえもの、酢のもの、天ぷら、バター妙め、漬けものなど、すべての料理に、果実は天ぷら、ぬか味噌、味噌漬けなどに好適です。
■効用
昔から滋養強壮食品として利用されてきました。
ヨーロッパ原産の野草ですが、生命力が強いので、今では日本の各地で帰化自生しています。
水辺で大群落をつくり、特に水温の低い所では良質のものが採れます。
香りと辛味とをもった、質のやわらかい野草で、葉は奇数羽状に分裂して茎に互生します。
5~6月頃、茎頂に総状花序を出して白色の4弁花を開き、のちに長細い実を結びます。
■食べる部分
若芽、心芽、花とつぼみ。
■採り方
手で摘みます。
引っぱると根ごと抜けてきますが、それも下流に流れて根を張ってはびこることでしょう。
■食べ方
生食をおすすめします。
サラダよし、漬けものよし、ちょっと苦くて辛味もほどほど。
また、ゆでていろいろな料理にも使います。
■効用
ビタミンCが豊富です。
美容によいですよね。
北海道から九州の、平地から亜高山帯にわたる草地や林縁などに自生する多年草で、時に大きな群落をつくります。
茎は四角茎でやわらかく、葉は長い柄をもち対生し、卵形で先はとがり、ふちにあらい鋸歯があります。
4~6月頃、白色または淡紅紫色の唇形花が葉のつけ根に数個ずつ、外向きに輪生します。
■食べる部分
若芽、若葉、花、地下茎。
■採り方
手で折り採ります。
■食べ方
ゆでて水にさらし、あえもの、ひたしもの、汁の実、油妙めなど。
花もさっとゆでて酢のものに。
根は新芽同様に利用されます。
花の蜜は甘いので、子供のころよく蜜を吸ったものでした。
帰化植物のヒメオドリコソウも同様に利用でき、イギリスでは茎葉でビールをつくり、バター妙めなど種々の料理に利用されています。
本州、四国、九州に分布し、低山帯の向陽の地のやや乾いた土地に自生する、雌雄異株の多年草です。
草丈はーmほどになり、葉は羽状に3または5全裂し、裂片は楕円形で、へりにとげ状の鋸歯があります。
9~10月頃、茎頂に白色か淡紅色の頭花を開き、若い茎葉には白色軟毛があります。
■食べる部分
若芽。切ると白色乳液が出ます。
■採り方
根元からナイフで切り採ります。
■食べ方
あくもくせもないので、すべての調理に利用されます。
「山でうまいはオケラにトトキ」といわれ、山菜中のうまいものの一つです。
■効用
根は白九といわれ、健胃、利尿剤として重用されます。
正月用の屠蘇散に用いられ、京都八坂神社の大みそかのオケラ祭りのオケラ火の火縄は、このオケラの皮を用います。
年中の厄除けの効があるとか。
ほとんど全国的に分布し、海浜の砂地に自生する1年草です。
茎は細かく枝分かれして砂地をはい、葉は多肉質で、若いものはやわらかですが、のちにかたくなり、先端が針のようなとげになります。
7~10月頃、葉のつけ根に淡緑色の小花をつけます。
東北地方では古くから食用にしていて、現在では畑地に栽培され、市場へ出回っています。
■食べる部分
若くやわらかい茎と葉。
■採り方
砂地なので、手で引き抜き、根と生育中の芽先は切り採ります。
■食べ方
ゆでてあえもの、汁の実、ひたしもの、油妙めなど。
自生品は潮風をあびて塩味があるので、水にひたして塩出しをします。
以前に比べ、自生のものがめっきり少なくなったのは残念です。
全国いたる所の道ばたや荒地などの日当たりのよい所に自生する、小型で丈夫な多年草です。
葉は10枚前後根生し、葉脈がはっきりしています。
花期は4~6月頃で、花茎を立てて、先端に多くのつぼみがつき、下から咲き上がります。
果実は長楕円形で、熟すと上部のふたが取れて、黒褐色の小さい種子をこぼします。
■食べる部分
若い葉。
■採り方
ナイフで根元から切り採ります。
■食べ方
ゆでて水にさちしたものを、あえもの、ひたしもの、油妙めにし、生は天ぷら。
日陰のものがやわらかい。
ヘラオオバコも同様に食べることができます。
層効用薬用には日干しした葉、種子ともに消炎利尿、整腸、せき止めとして用いられます。
民間薬として、生葉をおできの吸い出しに、また、種子の煎汁を眼病に内服するといいます。