実際に歌うときには、左チャンネルの伴奏だけがスピーカーで再生されることになります。
そして機械に内蔵されているマイコンが、右チャンネルの信号と、マイクを通して入ってくる歌とを拾い出して比較し、採点するというのが基本的な仕組みです。
採点用テープには大まかに分けて2つのタイプがあります。
楽譜のメロディー通りに信号が入っている専用テープと、歌手の歌がそのまま録音されている音声多重テープ。
たとえばクラリオンは両テープ共用、松下電器は音声多重テープという具合に機種やメーカーで、使用するテープが違ってきます。
では、どのようにして比較採点するのでしょうか。
例として音声多重を使う松下電器の採点カラオケで歌ってみましょう。
まず自分の歌声がマイクを通して取り出されます。
一方、テープからは、歌手の歌声が同じように取り出されます。
いずれも複雑な波形をした音声信号です。
これを、1秒間の何分の1かの細かい時間帯に区切り、その瞬間の音声信号を、それぞれ波形変換してパルス信号に置き換えるのです。
つまり、アナログ信号をデジタル信号に変換していくわけですね。