クツの両側に9個ずつの穴がある市販のシューズを使うと、温度は7度下がったそうです。
瀬古選手の場合、左右の穴だけでなく底に120個もの穴をあけ、温度の上昇を防ごうとしていたのです。
マラソンや、ショギングシューズには、快適なランニングができるよう、こうした技術が数多く採用されています。
アシックス商品企画開発センター部長は、
「ジョギングシューズ設計のポイントは、シューズ内の温度をどれだけ下げるか、疲労をいかに少なくするかにかかっている」
と語っています。
シューズメーカー各社は、運動力学の分析によって素材や形などの開発競争を繰り広げています。
一昔前まで、ランニングシューズといえば素材はキャンパス地にゴム底ときまっていたものです。